第58回 特徴点の比較

2024/10/15

「本願の上記請求項に係る発明と引用文献1に記載された発明を対比すると、本願の上記請求項に係る発明が、タッチインターフェースがリグノセルロース材料および樹脂を有する複合材料であって、前記リグノセルロース材料は、前記樹脂によって含浸され、前記樹脂の分率は、前記複合材料の合計質量の30質量%~80質量%であるのに対し、引用文献1に記載された発明が、リグノセルロース材料のみからなる点で相違する。」









翻訳例

When the invention according to claim 1 of the present application and the invention described in Reference 1 are compared with each other, they differ in that in the invention according to claim 1 of the present application, there is provided a touch interface of a composite material comprising a lignocellulosic material and a resin, wherein the lignocellulosic material is impregnated with the resin, the resin fraction being comprised between 30% and 80% by mass of a total mass of the composite material, whereas the touch user interface of the invention described in Reference 1 is composed of only a lignocellulosic material.





解説

長い日本語の文章を訳す際に、意味を成す翻訳となるように文章構成を多少変更しなければならない場合があり、上記はその良い例である。和文をそのまま訳した場合、まずそれぞれの発明の特徴点を説明した上で、最後にそれらが相違点となることを示す構成となるため、読み手は、最後まで読んだ後にもう一度読み直さないと内容を完全に理解できない可能性がある。



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