第62回 出願人の主張

2024/12/16

「出願人は意見書において、「引用文献1から引用文献4に記載の発明には、補正後の新請求項1に組み込まれた特徴は開示されていません。これに関して、審査官殿も認定されているように、引用文献1は眼用のインプラントを製造する点を開示していません。さらに、引用文献2には、架橋のための光線については開示されているものの、材料を融除する点については何ら開示されていません。このため、新請求項1に記載の発明は、上記の点において引用文献1から引用文献4に記載の発明と相違します。」」









翻訳例

The applicant asserts in the written argument that “References 1 to 4 do not disclose the features which have been incorporated into new amended claim 1. In connection thereto, as acknowledged by the Examiner, Reference 1 does not disclose the production of implants for an eye. Furthermore, though Reference 2 discloses a light beam for crosslinking, ablating the material is not disclosed at all. Thus, the invention according to new claim 1 differs from the inventions described in References 1 to 4 in the above points.”





解説

拒絶理由通知書において、このような出願人の主張がしばしば引用される。「A...であるものの、B...」という文章構造の訳し方は何通りもあるが、技術翻訳では上記翻訳例のように“though A ... , B ... ”と訳すのが望ましい。


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